日に日に寒さが増す12月。
水分量、運動量が減りやすい冬は、ワンちゃんも便秘になりやすい季節。
「犬の便秘は万病のもと」とも言われています。
12月に旬を迎える食材は、そんな悩みを解消してくれます。
手作りご飯の食材として、いつもの食事のトッピングとして、
ぜひぜひ活用してください!
●レンコン
穴の開いた見た目から「先を見通せる」縁起物として重宝されるレンコン。
ワンちゃんの体にとっても、お腹に優しい健康的な食材です。
豊富に含まれている食物繊維は、有害物質を排出し、腸内環境を整えてくれます。
また、実はビタミンCも豊富に含まれているレンコン。
疲労回復、風邪予防などの日々の小さな病気にも役立ちますし、
老化、ガン予防にも効果が期待ですきます。
注意点は「ワンちゃんが食べやすいように」与えること。
他の食材でも同じことですが、食物繊維が豊富に含まれているレンコンの場合、
特に気を付けていただきたいです。
「薄く切る」「細かく刻む」「すりおろす」など、ひと手間かけると、
ワンちゃんの体への負担を軽くすることができます。
●白菜
冬野菜の代表・白菜。12月~2月に旬を迎えます。
中国では昔から「不老長寿の薬膳食材」として重宝されてきた、健康野菜です。
白菜の95%は水分です。
そのため、含まれる栄養素は微量ですが、まんべんなく様々な栄養素を含んでいます。
注目したいのはビタミンC、カリウム、食物繊維。
ビタミンCは風邪予防・免疫力の向上に、カリウムは腎臓機能をよくし、利尿作用を促進してくれます。
有害物質を排出し腸内環境を整えてくれる食物繊維は、
ワンちゃんにとって消化しにくい栄養素でもあります。しかし、白菜の繊維やわらく、ワンちゃんも消化しやすいでしょう。
加熱してやわらかくしてあげると、さらに食べやすく、負担も少ないです。
●鯖
「家庭料理の魚」の代表、鯖。
1年を通してスーパーに並んでいますが、旬は10月〜2月です。
鯖は「青魚の王様」と言われるくらい栄養価が高く、ワンちゃんも大好きな魚のひとつです。
特に豊富なのが不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)です。
DHA、EPAはどちらも、体にとってよい働きをしてくれます。
血液をさらさらにする効果があり、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞の予防、生活習慣病から体を守ってくれます。
また、ビタミンが豊富に含まれているのも、鯖のいいところ。
特に注目したいのが、ビタミンD。
カルシウムやリンの吸収をよくして、骨を強くする働きがあります。
与える時の注意点は、生ではなく、加熱したものを与えるということです。
なぜならば、ごくまれにですが、生ものには寄生虫がついていることがあるからです。
寄生虫は加熱することで除去できますので、必ず火を通してから与えるようにしましょう。
また、与える前には、骨を取り除いてあげるか、骨が柔らかくなるまで煮込んでからにしましょう。
そのまま飲み込むと、魚の骨が喉や内蔵に引っかかってしまう可能性があります。
※河合弥生のオリジナルレシピはこちらからご覧いただけます!
https://www.gex-fp.co.jp/lacook/recipe/